pearlの縁♪
最近ありがたいことにwedding関連の依頼が少しずつ増えてきております♪
dressのみならず、wedding小物のご相談もあり、できることはお応えしております☆
この度は、妹さんの結婚式にピアスを贈りたいというお姉さまからのご依頼で、
私が買い付けたピアスの一部をカスタムしてお贈りしたいとのこと☆
デザインがとても気に入っているので、
アクリルパール部分を本真珠にしたいということでした!
真珠・・・・最近興味があっただけに嬉しい依頼でした。
珍の住む町の近くに真珠が有名なuwajimaという町があり、職人さんもいっぱい。
以前からとても気になっておりました。
パール人気の昭和時代は全盛期でバブリーな町だったそうですが、
今は落ち着いているようです。
今となってはジュエリーとう言葉より、アクセサリーのほうが一般的になっていて、
パールは格式が高いイメージや、クラシックで決め込みすぎて可愛いデザインがないなど
人気が低迷していましたが、
ここ数年で再燃しているように思います☆
そんな中の依頼だったので、これまた運命を感じました!
早速、近所の方にリサーチしてどこに行ったらいいかを聞いて、
一つの工房に足を運びました☆
そこには雅子さまに献上した大粒のパールネックレスのお写真が!
こんな大きいものもあるんですね。 ぽってりと上品なテリがありました。
パールの五十の塔も・・・!
バブリーだった時代を髣髴とさせます。
ここで一人のマダムが黙々とパールジュエリーを創られていました。
そのマダムにパールについていろいろお聞きしたところ
最初は、 「台座やほかのモチーフとの兼ね合いもあるし、
”アクセサリー”なんだったら今ついてるもので十分なんじゃないの?」
と言われ、
本真珠の格式を大事にしていることがヒシヒシと伝わってきました。
しかしここでひるむ珍ではありません。
この職人気質のマダムにますます創作欲が掻き立てられて、
どうしたらこのマダムがお持ちの経験と、今回の縁がジョイントできるだろうと逆にワクワクしてしまい、
結婚式の贈り物で、それがこの町にも縁深いパールだったこと、
遊びのある涼しげな花弁の中に、本真珠がポっとあしらわれているそのバランスが可愛いいという
等身大の自分の感覚や想いも伝え、頼み込みました。
最初は作業をしながらふんふん聞いていたマダムも、 ちらちら珍顔を見てくれるようになって、
じゃあここはどうしてみたいの?等 細部の質問をくれるようになり、
自然とどの真珠を使ってベストなつくりにしていくかを相談しあっていました!
話の盛り上がりに拍車がかかったのは、
珍家の隣にあるケーキ屋さんの生シュークリームが大好物で行くけど
いつも売り切れちゃってるわ
という女子なsweets話。
隣なんで今度かって持ってきますよー なんて言って 甘いものって話が盛り上がります。
こういう地元の人とのコミュニケーションっていいなあ、と思いつつ、
会話は弾むものの、ピアスのつくりは難航・・!
花の中にパールを埋めるため、穴が開いたパールに台座のピンをさすのですが、
複雑な花弁の形が邪魔して
なかなかパールが安定せず、
モチーフの後ろにつける台座を何回かかえたりして、先週は3回くらい工房に通っておりました。
そしてやっと仕上がったのはこちら!
涼しげな花びらの中にしっとりとした純真なパールをあしらい、ぽってりと上品なテリを華っています
☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
ジューンブライドにぴったりのジュエリー☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
パールは貝という生命体が生み出した、生き生きとした活力のあるエネルギーを持つとされ、
母貝に守られ成長してきた為、守護のパワーが強いとされています。
喜びや悲しみに対して、敏感に応じるヒーリング効果があるとされ、人間的な成長を促してくれるようです。
古くは月が落とした光のしずくや人魚の涙が貝の中に宿たものであると考えられていたようで、
冠婚葬祭に親しまれるのは、
ネガティブなエネルギーを退け、よいエネルギーを呼び込み、身を守るパワーがあることに由来し、
苦労を経験した人をいたわり、癒しと忍耐力を授けてくれるそうです。
又、良い縁を結ぶパワーにあふれているそうです!
このピアスが仕上がった時には嬉しくて、さっそくマダムに見てもらいにいきました♪
「可愛いじゃない!」と自分のことのように喜んでくれました。
最後にはすっかり仲良くなってしまい、
weddingのお仕事を少ししていると伝えると、
マダムが過去に作ったパールのティアラなどを見せてくれて、
これまた話が止まらなくなりました。
今だったらクラウン型のものも創りたいなど珍の感覚も聞いてくれてとても嬉しかったです。
また何かパールの依頼があった時には、お世話になりたい工房です。
そんな縁をも創ってくれた今回のpearlのご依頼にとても感謝しております!
そして、ますますpealが好きになりそうです。